コミュニケーション力が高い人・低い人

TCS認定コーチのウスイです。

このところのニュースを見ていると、「敬意」についてよく考えさせられます。

なかなか終息しない事態の中、日本、世界がぴりぴりしていて、自説を説くたびに相手を罵倒するかのような言葉も重なる。

以前からそのような傾向はありましたが、最近顕著な気がします。

炎上する人も後を断たないし、人に話も聞いてもらえない。

一方で、敬意の視点を持つ人は、相手の意見も尊重した上で伝えるから、無駄な炎上はしないし伝わる。

そして何より、僕のコーチ仲間をみていて思いますが、敬意の視点を持つ人は、敬意の視点を向けてもらえるのです。

敬意の視点を持つか否かで、コミュニケーションはびっくりするほど変わります。

私の履歴書(黒歴史)

と、偉そうにそんなこと言ってますが、私は、非常に恥ずかしいことに、自分にはできもしないにも関わず、一ファンの立場からアスリートのプレーをジャッジし、時に汚い言葉を使って侮辱すらしてきた過去があります。

いや、あれはファンとしての行動ですらなかった…

わかりやすく黒歴史です。

できないことに対して意見を言ってはいけないということではないんです。

「示すべき敬意がある」ということです。

敬意を漢字ごとに調べて見ると、次のようにあります。

・「敬」は人や神、仏を尊いものと考えて、それを自分の行動、態度に表すこと

・「意」とは心の動き、思っていること、気持ち、考えを示す。

神だの仏だの言い始めると、怪しく考えてしまう嫌いもありますが…

つまり敬意とは、相手の心や行動を偉大なものと捉え、相応の態度をもって接することです。

仮に自分とは相いれない考え方や意見だったとしても、そこに至るまでには相手なりのプロセスが必ずあります。

それにたいして、想像力を発揮して慮り、尊いものとまずは捉える。

その上で、自分の考えを示せば、おのずと言葉は選ばれるはずです。

ですが、当時の私は自分の感情をコントロールすることができず、敬意を欠いた数々の言葉を外に出してきていました。

恥ずかしい限りです。戒めに全部取ってありますが、アカウントごと消したい。

原因は言い訳を溜め込んだこと

そういう野次馬的な性格は、長年の「育ち方」になってますから、おそらくは今後も付き合っていくことになるのだと思います。

ただ、それをどう表現するかはコントロールができるし、精進すべき課題と思っているので、真摯に取り組んでいくのみです。

では、なぜそういうダークサイドの自分が出来上がったのか。

ひとえに、「頑張ったけどダメだった」

この言葉を、本当の意味でやり切る前に「諦めの言い訳」として積み重ねてきたからなんじゃないかと思うのです。

もちろん、全部が全部ではなく、やり切ったなって思うことだってあります。。

そうはいっても、やり始めて中途半端にやめてしまったり、「才能がないのかな…」という残念な内側の会話で自分自身を貶めて勝手にやる気をなくしたり…

こうした思いが積もり積もった結果、形成されていったのは嫉妬であり、羨望であり、自己否定であり。

そして、それが他人に、愛すべきアスリートに矛先が向いたのが先の黒歴史なのではないか。

「お前誰だよ?」

としか、アスリートの人からは見えなかったでしょうし、そもそも目にも入ってなかったとは思います。

でも、目に入った人には不快極まりなかっただろうなと…

人は離れる

現に、こうした発言は周囲の反発を呼びます。

炎上こそしたことはないですが、アカウントパワー次第ではわからなかったでしょう。

ブロックされたことも何度もあります。

敬意の視点の欠如は、不必要に人を不愉快にする。

人を不愉快にすると、不思議と、自分にとっても不愉快なことは続くものです。

当然のことながら、この時は仕事もあまり上手くいってなかった。

課題と思って取り組み始めてから、徐々に周囲との関係性も、SNS上での関係性もよい方向に変わっていきました。

つまり、敬意は敬意を呼び、円滑なコミュニケーションを促してくれるんです。

学んだこと

僕がこのことから学んだことはコミュニケーションの大前提です。

敬意の出発点は、相手の意見は偉大という前提にたつこと。

その上で、まずは耳を傾け、先入観で深読みして決めつけずに聞こう。

全ての話は、それからです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

TCS認定コーチ | 半径10mの人間関係を良くしてご機嫌な毎日を送るコーチング|人生の目標も悩みもコーチングの力が役立ちます| 人間関係と父親コーチ視点で子育ての発信をしていきます。|軽井沢とスポーツをこよなく愛している2児の父です。