今に留まる人の視点と未来を変えていく人の視点の決定的な違い

TCS認定コーチのウスイです。


「なんでできないんだろう?」今日、娘が逆上がりの練習中にそう言った。

練習しても練習しても、どうしてもくるっと回らない。

そういうことが繰り返されると、「なんで出来なんだろう」

そう思うことは自然なことだろう。


つまり、これは過去の出来事に対して、原因を追及する問いと言える。

これ自体、決して悪いことではないけれど、ここから人は2種類に分かれる。

今に止まるか、未来に進むか、のどちらかだ。

今にとどまる人の視点

今に止まるとは、

・自分にはダメだ。
・自分にはできないんだ。
・なんでできなきゃいけないんだ
・もういいや

など、「今の状態」の解釈をしたまま、結局やめていくパターンだ。

自分はダメだと、今の状態をみて思い込む

自分にはできないと、今の結果だけで決めつける。

なんでできなきゃいけないんだと、別に誰に頼まれたわけでもないのに逆切れする。

そして、もういいやと諦める。

今の状態を肯定していると言えば聞こえはいいけれど、悪い言えば「逃げ」の選択肢を取っている。

それが悪いわけじゃない。本人がそれでいいなら別に構わない。その人の人生なのだから。

未来を変える人の視点

逆に、未来に進む人はどうか。

このパターンの人は、「だからどうするか」と問いを繋げることができる。

・だから、ここを変えてみよう
・だから、できる人にアドバイスをもらってみよう
・だから、お手本を検索して見てみよう

など、あくまでも「できる未来」に向けて、今の行動を選択する。

未来に向かったとて、もちろんすぐに欲しい結果が得られるわけじゃあない。

だけど、少なくとも確実に、また違った結果を得ることができる。

仮説をたて、実践してみるわけだから。

もしさらにできないことがあったとしても、やっぱりここで考えることができる。


「なんでできないんだろう?」

「もしかしたらこうじゃないか?」

「じゃあ今度はこうしてみよう」

「過去の視点での問い→今の状態の仮説の問い→未来に進むための結論」という手順を踏んでいる。

過去の視点で原因を探り、今の状態に照らして仮説をたて、未来を変えるための行動をとる。

つまり、過去の視点と、未来の視点をつないでいるんだ。


これが繰り返せるならば、遅かれ早かれ得たい未来は得られるはずだ。

わが娘のセルフトーク

娘は、「なんでできないんだろう?」とつぶやいた後、「自分はこうなっているのかな?もしかしてこうかな?」などと言いながら、次にどうするかを一生懸命考えていた。

姉に見本も見せてもらって、うまくいっている姉の逆上がりはどこがいいのか、を分析していた。

そして、自分は次にどこを意識してやってみるかを言葉にして教えてくれ、実際にやってみた。


結果は、また失敗。


けれども、さっきの試技よりも、今の試技は確実に成長していたことが見て取れるものになっていたのだ。

娘のモチベーションはまだ高い。

まだまだ失敗を繰り返していくとは思う。

だけど、成功する未来が必ず来ることを確信している。

自分のこととして考えてみてほしい

娘の自慢話がしたかったわけじゃない。いや、したかったけど、それは2割くらいだ。

本題は、これを自分のこととして考えてみてほしいのだ。今まさに読んでくれているあなたはどうだろうか。

原因論とか目的論とか、そんな概念の遊びはどうでもいい。

原因を見つけ、潰すことで未来に向かうことだってある。どっちが大事とかの話ではないわけだ。

要は、過去に囚われ、現在に言い訳をし、未来を今の延長にしてしまっていないか?

ということ。

自分なんてダメだと思うこともそりゃあある。失敗が繰り返されればそうなったって全然おかしくはない。

だけど、そこからがターニングポイントなのだ。

「だからこそどうする?」

ここまで、未来の視点をもって、過去をつなぐことができるか。

あなたならできるはずだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

TCS認定コーチ | 半径10mの人間関係を良くしてご機嫌な毎日を送るコーチング|人生の目標も悩みもコーチングの力が役立ちます| 人間関係と父親コーチ視点で子育ての発信をしていきます。|軽井沢とスポーツをこよなく愛している2児の父です。