TCS認定コーチのウスイです。
気が付けば8月になっていて、オリンピックはもう終わり。
2021年は残すところあと5か月ありません。
めちゃくちゃ早い。
年初に目標を立てる、的なことはあなたもやったかもしれないですが、その目標の達成に向けて挑戦しきれているでしょうか。
それとも、いろいな事情から達成が怪しかったり、そもそも諦めてしまったでしょうか。
目標が高ければ高いほど、障害も出てきがちですから気持ちの面で萎えてしまうところはあるのかもしれません。
ですが、今回はそれをあえて「全部言い訳」とさせてもらって考えてみたいのです。
めちゃくちゃ「自戒」の内容ですし、厳しい話になってしまうかもですが、届いてくれると嬉しいです。
書店に行けば書籍に、ネットを検索すればネット記事に、SNSでも、「やらない言い訳をするな」という言葉にはよく出会います。
これ、本当にその通りだと思うのですが、そもそもなんで言い訳をしてはいけないのでしょうか。
本人がよければ別に良い
いや、正直、「いけない」なんてことは別になくて、本人がそれでよければ別に良いのです。
本人の人生なわけですから、他人がとやかく言うことではありません。
昨今「〇〇するな」という、ちょっと上からと感じるような書籍タイトルも目に付くようになりました。
強い言葉は、やっぱり引き付ける力も強いので、そういう言葉に引っ張られて「しなければ…」と自分を自分で負い詰める人もきっといるのではないでしょうか。
でも、あなたの人生ですからね?
最終的には自分で決めればいいのです、そんなものは。
でもやっぱり達成したい
でも、本当は達成したいと思っている。
だけど、色んな事情が出てきてしまう。
そんなことはきっとあるはずです。
僕自身、過去を振り返ってみれば恥ずかしいことばかりです。
言い訳だらけの日々
コーチングに出会ったのは2013年でしたが、コーチングを学んでいるにも関わらず、営業やらせても目標は達成できませんでした。
それこそ、終電でも帰れないような日が続いていたこと、それに伴って疲労がピークに達していたこと、メンタル的に超きつかったこと。
色々と挙げることはできます。
上司にも、クライアントに使い倒されているだとか、残業するなと言ったってこうこうこういう理由でむりだ。構造を変えろ。
などなど、色々と言いました。
その意見自体、間違っていたとは今でも思わないのですが、じゃあ、自分自身が能動的に何かしたかと言えば、そこで思考が停止していました。
日々、降ってくるルーチンに忙殺された、いや、ルーチンにかまけて新しいアクションをすることもできていませんでした。
とにかく忙しい、その言葉を盾に目標がいかないことを正当化してました。
プライベートでの目標は、当然、会社の忙しさ、それに伴う体調不良。
これを「理由」にして満足に行動もできていない日々が続いていました。
うーん、書いていても悲しくなるし、今この瞬間に時が戻ればと思わなくもありません。
が、そんなライトノベルな展開は当然望めないわけで、その過去から何かを学び、未来に活かす他ありません。
言い訳をしてはいけない理由① そもそも無駄である
では、言い訳をしてはいけないのはなぜか。
まず第1に、そもそも無駄という話。
色々あります。事情も状況の変化も。
だけど、そんなことを言っても、現実は一切動いてくれません。
自分の人生ですから、自分が動かなければそりゃ動きません。
これは自己啓発の話でもなんでもなく、物理の話です。
つまり、どうしても達成したい目標がある場合、言い訳をしてはいけないというのは、むしろ「言い訳をしても無駄だ」ということなのです。
残酷かつ不都合な現実だと思います。
けれど、目標を達成する人は、それらの事情を全部乗り越えているんです。
僕と同じように、毎日めちゃくちゃ忙しく、いつ寝てるんですか?と思うような人が、ある日会社を辞めていきました。
彼は、忙しい合間を縫って、人に会い、話をして、もらったアドバイスなどを忠実に実行に移して、辞めても大丈夫な土台を整えていたんです。
もちろん、忙しさの種類は僕とは違っていましたし、家庭環境とか色々と違いもありました。
でも、片や言い訳をして現実が動かない僕と、言い訳をせず、事情の一切を受け入れてそれでも前に進んだ彼。
そして生まれた差は歴然としたもので、それこそ言い訳にもならないわけです。
言い訳をしてはいけない理由② 潰しても次の理由が出てくる
第2に、仮に言い訳の一つをつぶしたとしましょう。
時間がない、と言っていたけれど、なんとか時間を作ったとする。
そうすると、今度は、わかりやすいところで言えば、「知識がない」とかが出てくるのです。
だから、何をすればいいかわからないと情報収集に入り、結果行動にならない。
一見合理的かもしれませんが、知識をつけても、「足りない気がする」とか、芋づる式に言い訳が言い訳を読んでくるのです。
だから、そもそもの言い訳というのは、解決したところで意味がない可能性がある。
どうせ出てくるのだから、だったらできることをコツコツとやるしかなく、できないならできないで良く、できることを考え、実行する。
これもまた、物理の話です。
やるか、やるか
そう。
本当に達成したい目標があり、何が何でも成し遂げたい。
だとするなら、言い訳は厳禁というより、耳を傾ける価値がないのです。
言い訳をしている1分があるのなら、1分かけて紙にアイデアを1つ書いた方が良い。
言い訳を探す暇があるのなら、その時間でできることをやったほうが良い。
これは、メンタルマッチョな考え方に思えるかもしれないのですが、現実を動かすためには、最低限もっておくべき心構えといえそうです。
つまり、言い訳をやめる方法とは、無視すること以外にない。
百歩譲って、「無駄」を愛してもいいです。
どういう選択をするかは自分次第ですから。
でも、だけどやっぱり達成したい目標があるというのなら、「無駄なことからでも学べる」という言い訳をまず断ってみるといいと思います。
だってこういう文脈で使う「無駄」とは、目標に向かう行動をして、それが結果無駄だった人が言える言葉ですからね。
そして、そういう人は、無駄だったか。じゃあ次どうするか、と次のアクションをすでにとっていける人なのです。
さて、あなたはどんな言い訳を手放しますか?
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