TCS認定コーチのウスイです。
コーチングをやっていると、日々物事の捉え方がどうなっているのかを自問します。
そうしていると気づくのは、ほぼほぼ、人間の行動というのは思考のクセから来るものだ、ということです。
表出してくる言葉や行動、それら全てに何らかの思考があって、それを元に出てくる。
だから、思考のパターンが、ほぼほぼ行動のパターンを決めると言っても過言ではありません。
習慣化とは
本屋をふらふらしていると、「習慣化」というキーワードによく出会います。
本で語られる習慣化とは、「悪習慣を断ち、良習慣を作ろう」というメッセージでほぼ全て説明可能です。
このコンセプトはズレないでしょう。
悪い習慣を作りましょう、というものとは出会ったことはないです笑
では、この習慣化というのは、何を習慣化するのかと言えば「行動」なわけですが、なぜ行動を習慣化するのかと言ったら、思考のクセを書き換える為だなと思うのです。
というより、思考のクセが書き換わるレベルまでやらないと、習慣にならない。
なぜなら、習慣とは無意識の行動だからです。
もちろん、意識的にやったっていいわけですが、大したエネルギーを使わずに良習慣が回っている状態にしたい。
思考のクセを知る
つまるところ、思考と行動は一蓮托生で連動している。
あり方が大事と言われますが、あり方は行動に現れるし、行動にあり方が出る。
そんな感じで、行動習慣を観れば思考のクセがわかる。
口癖を聞けば、思考のクセがわかる。
僕自身は、もうけっこう長いことコーチングを学んで来ています。
だからか、どこか「長くやっている」ことを大事にしているところがあって、それゆえに、理解や行動が甘いところがあると「これだけやっててまだここなのか」という脳内対話をしていることがあります。
・長くやっているんだから、他のコーチよりもうまくコーチングできないとおかしい
・長くやっているんだから、深く理解できていなければならない
・長くやっているんだから、今の位置にいてはいけない(周回遅れになってはいけない)
などなど。
こうやって言語化してみると、何に対して「上手い」なのかもわかりません。
何と比べて深いのでしょうか。
誰に対して周回遅れなんでしょうか。そもそも、周回遅れって本当ですか。
いや、そもそものそもそも周回って何ですか。今何周目なんですか。
年功序列な世界でもあるまいし、だけどどこか体育会で育ったからなのかわかりませんが、「長さ」や「経験」を重んじる思考のクセを持っている。
その思考のクセをいいとか悪いとか判断をするのは「決めつけ」と捉えることもできますが、僕自身はこれを「課題」と捉えています。
この思考のクセが、自分自身のあり方だと言えるし、それによって自分を苦しめているなという感覚を覚えるからです。
とはいえ、捉え方はすぐには変わらない
さて、「思考のクセ」とわかりましたと。
とはいえ、わかったところで、じゃあすぐに捉え方が切り替わるかというとそうではありません。
ちょっとずつでも、意識して行動のほうを変えていくしかないのかなって思うんですね。
・捉え方をどう変えたいのか
・その捉え方が出来たとしたら、どういう行動が出てくるはずなのか
正解が何であれ、「今までの自分はやってこなかった言動」であることは間違いないでしょう。
ココは想像力が問われるところだし、意思も必要かもしれません。
コーチングを受ける意義
もし、なかなか自分の習慣を変えることができない、という人は、そもそも自分がどんな思考のクセを持っているのかを捕まえてみるとよいかもしれません。
それが1人でできない、というのであれば、コーチと話をしてみるのも1つです。
少なくとも、僕は今回の発見はコーチとのセッションがきっかけで、取り組んでいく課題・テーマが決まった感じです。
話は変わってしまいますが、コーチングを受ける意義の1つだなと強く思いました。
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