使っている言葉の意味を考える意義

TCS認定コーチのウスイです。

こうしてブログを書いていると思うことがあります。

抽象的なメッセージに魅力がるのはもちろんだけれど、そこにエピソードを乗せて説得力や臨場感、ストーリーを残せる人って凄いよなと。

何となく気取ってしまって、抽象的な「学び」的な言葉になってしまうことがずっと悩みでした。

なんでって、なんか説教クサイというか、「誰でも言えるよねそれ」っていう感じがしてしまって。

だから、気持ちはそんな上から目線で書くつもりはないにも関わらず。

そういう言葉って、なんとなくそこが浅いし、「自分の言葉じゃないな」っていう感じがしてしまうような気がして。

そうでないことももちろんあると思います。

ですが、僕自身がそう感じてしまうのです。

共感を集める文章が書ける人の特徴

しかし、世の中に有名・無名とに関わらず、いい意味で多くの共感を集める人が一定数います。

そういう人たちは何が違うのかと言えば、やっぱり「経験」を身体に通しているかどうかなんですよね。

自分の具体的な体験から言葉が出てきているから、同じ言葉を使っているのでも説得力が異なる。

そこまではわかった。

よしじゃあ、自分もそんな説得力を持たせ、共感を得られるような文章を書くために、エピソードを盛り込もう。

そう思うのですが、そう簡単ではないことに気づくのです。

そう。

エピソードが出ないのです。

これには参りますよね。

そうなると、結局のところ「どこかの本で誰かが言っていたこと」をなんとなーく書き換えて出すに止まってしまう。

そんな文章、正直あまり読む価値はないと僕は思う。

だけど、そんな文章を僕が生み出してしまってはいないか。

「オリジナリティ」とまでは行かなくても、せめて、「自分もそう思った。なぜならこういう体験をしたからだ」ということくらいは言いたい。

具体と抽象の行き来が得意な人は、これが抜群に上手いなと思います。

 

どうすればエピソードが書けるのか

じゃあ、そうやって体験を書くためにはどうしたらいいのか。

それは、新しい体験をするとか、日々チャレンジをする、とかに行きつくのですが、その手前でもっと大事なのは、言葉を持っておくことだと思うのです。

どういうことか。

僕らは毎日それなりに色んなことを体験しているはずです。

会社にいこうが、テレワークだろうが、家族が居ようが居まいが、彼氏彼女がいようがいまいが、何かしらのコミュニケーションを取り、何かを受け取り、感じているはず。

だけど、24時間あっても思い出せないくらいには脳内に引っ掛からない。

それは、圧倒的に言葉を持ってないからだったんだなーと思うのです。

もっと言うと、自分がどういう言葉をどういう意味で使っていることに無頓着で、5感で感じ取ったことを、言葉にすることをしていないから、体験していても気づかないのだなと。

自分が使っている言葉に敏感になる

このところ、自分が使っている言葉の意味を定義したり、特徴づけたりするようにしています。

・言葉にするとはどういうことか
・何が大事なことなのか

などです。

そうやって考えて行くと、徐々に脳や心に「ひっかかり」ができて、体験がついてくるようになるなと。

僕自身、話を聞いている方が実は500倍は好きでして、あまり自分の言葉をこうして発信することには長けて居ません。

「上から」って言われてしまうこともあったし、自分ではわかっていてもどうしたものかわからなかったので。

言葉を考え、使いこなす

ただ、ブログとして書いてみたり、コーチングを受け、コーチと話してみたりするなかで、無意識に使っている言葉に気づけるようになってきました。

例えば、結構いざという時に「めんどくさい」っていう言葉をよく使っていたり。

はっきりとした感情であったにも関わらず、「あー人はよく言うよねー」くらいなもので、自分が使っているとはあまり思っていなくて。

それが悪いということではなく、なぜ面倒だと感じるのか、面倒だと捉えていることをどう考えるのかと、そのあとの思考が広がっていきます。

そうなると、自分が面倒だと感じることがどういうことなのかが意識に引っ掛かることになるので、そのあとのアクションは意識して選ぶことができます。

まとめ

トラストコーチングスクールの中でも、自分の言葉を定義してもらうことがあります。

その意図は、今日お伝えしたこと以外にもあるのですが、少なくとも自分が使っている言葉に敏感になることは、見える世界を拡げ、新しい選択肢をもたらしてくれます。

そして、人とのコミュニケーションにおいて、自分が使っている言葉に自分なりの意味を持っているのなら、人だって同じだ、ということが体感的に理解できるはずです。

そうなれば、相手とのコミュニケーションが変わり、関係性が変わり、届かなかった目標にも手が届くようになったりもします。助力が得られてね。

ぜひ、自分が使っている言葉に敏感になり、あわよくば、どういう意味で使っているのかを、SNSでもやりながら考えてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

TCS認定コーチ | 半径10mの人間関係を良くしてご機嫌な毎日を送るコーチング|人生の目標も悩みもコーチングの力が役立ちます| 人間関係と父親コーチ視点で子育ての発信をしていきます。|軽井沢とスポーツをこよなく愛している2児の父です。