11月22日から、僕が所属するトラストコーチングスクールのトレーニングである「プロフェッショナルコーチトレーニング」がスタート」しました。
今回で6期目で、参加は5期から続けての2度目です。
僕がコーチになって、かれこれ8年あまり経ちますが、こうして学びの機会に恵まれることを嬉しく思いながらの参加でした。
昨今、コーチングを学ぶ学ばない、学んでも稼げないなどなど色々な論調はありますが、それでも僕自身は学ぶことを選び続けています。
もちろん、コーチングはクライアントさんとの対話が全てですから、スキル云々はそんなに重要なことではありません。
むしろ、
・全然なっちゃいない自分との出会い
・なっちゃいない中で前回よりは進んだこと
・停滞しているところ
・自分では今は気付いていない思い込みや課題
などなど、自分に対してはもちろん、自分以外の人へのフィードバックや質問、その空間、時間全てが自分の成長に変えられると信じているからです。
そして、プロフェッショナルトレーニングの場は、その最高峰の1つだと思うからこそ参加しています。
つまり学ぶとは、自分の成長を追い求めることと言えそうです。
自分らしさとか、自分軸とか、安易な言葉でラベルをつけて逃げることなく、自分自身の課題と向き合わずして、クライアントさんと向き合うことは、僕にはできないこと。
だから、改めて「必要な場であり、時間」と強く感じました。
初回は、事前に宿題が出されていました。
曰く「あなたがコロナ禍で気づけた、一番失いたくなかったものは何?
僕自身の答えは色々と出すことはできました。
ただ、考えて真っ先に出てきたのが実際に失ってしまったのが祖母の顔でした。
コロナによる他界ではなかったのですが、コロナ禍において、大切な人を失ったことは変わりありません。
次に、絶賛失い中のもの。
それが、健康です。
本当に最近ですが、原因不明の目眩のような症状に悩まされ、そして昔はなかった頭痛。
そして、現在進行形で胃の不快感に悩まされていて、今日も病院に行ってきたところです。
要は、コロナでこそないものの、「健康」をキーワードとする事案にことごとく遭遇しているのです。
これを失うことが何を意味するのだろう?
最悪のケースはもちろん「死」ですが、自分で言うのもなんですが、悲しむ人はFacebookのフォロワーが1000人いたら、多分30人くらいはいる。
ただ、もっと大きな影響を及ぼすのが「家族」です。
独身であれば、両親親戚に範囲は限られますが、僕には妻と子どもがいます。
まだ小さいし、現実問題としてお金だってかかります。
彼らが「これをやりたい」と言った時、お金が理由で諦めさせるようなことはしたくない、と常々思っていたのですが、僕が動けなくなればそれは叶わなくなります。
コロナになり、僕の働き方は完全に在宅に移行しました。
その結果、図らずも毎日のように子どもたち、場合によっては妻にも「おかえり」と言える環境になりました。
これは、言い方はよくないのかもしれませんが、コロナ禍で僕が得たことです。
必然的に会話する時間も増えました。
帰ってきて子どもたちが寝ているなんてこと、ほぼ無くなりましたし。
この体験を通して、自分にとって存在自体の価値は言うまでもなく、過ごす時間そのものの重要さは以前にも増して高まったのです。
失ったこと、失いかけたこと、そして得たこと。
この3つ共通するキーワードは、言わずもがな「家族」でした。
なので僕は、最初の問いの答えを「「家族」そして「大切な人との場と時間」」としました。
さらに具体的に砕いていくと、もちろん、正常な脳機能、胃の機能、病気にならない体型、などが挙げられはします。
他にも、失いたくない人間関係は思い出していけばたくさん出ます。
自分のことに限ったとしても出てきます。
それでも、じゃあ「1番」と聞かれれば、やはり家族との時間になるなと。
ただ!
そうだったはずなのに、仕事での自己実現、コーチとしての自己実現に意識の多くが割かれていて、時間を作れないことで自分との争いごとを作ってしまっていたりしていたなと。
日々の習い事の送り迎え、家事掃除。
これらを「こなす」ことをコーチ活動ができない言い訳の1つにしてしまっている。
いや、これはおかしいことです。
「怠慢」とも言えるのかもしれません。
コーチとしての活動も、家族との時間もどちらも取るには、自分はどうあるべきか。
あえて「べき」と使うけれど、どうあることが、ありたい姿であり、あるべき姿なのか。
ここの折り合いをこれから時間をかけて作っていくこと。
なんでもかんでもではない。
だけど、1つに絞ることで視野を狭め、視点を固定する必要もない。
どっちも守ることが、自分にとって大事なことなのであれば、「共にあること」1つに欲を集中させていこう。
そんなふうに思っています。
だからこそ、これからコーチとしていろんな視点を持っていくための成長をしていくためにこそ、僕は学び続けるし、クライアントさんの「欲」を聞き、貢献ができればと思うのです。
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