今年のプロ野球は面白そうです。
というのも、BIGBOSS新庄監督の存在が、個人的に気になりまくるためです。
正直、野球は見る専門でやるのは全くなのですが、エンターテインメントを強調しつつも、チームの中で締めるところは締めている様子ですし、なんだかんだでめちゃくちゃ野球について考えている言動が垣間見えるところもすごいなと。
BIGBOSSの場合は、自分の内側にきっちりと根拠を持っていて、新庄監督自身が、自分自身のBIGBOSSなんだなって思わされます。
鬼上司
あまりにも露骨なパワハラまがいのマネジメントを受けたことは、僕自身はありません。
ですが、前職の時に、後ろの席の課長が、毎日のように上司に叱責されていました。
「この怒っている間に営業先の1つや2つ回れるんじゃないか」と思わされるくらいには長い時間。
しかも同じ話を延々としている。課長は「はい」しか言わない。
劇詰めです。
このことの賛否は今は問いませんが、後ろで聞かされているこちらの営業妨害にもなっていましたし、社内に与える影響がいいとは決して思えませんでした。
一方で、本当に丁寧に話を聞いて、一緒に考えてくれる上司がいました。
もちろん、こちらに考える余地は残しつつ、本人にとって何が一番良いフィードバックなのかを常に考えている様子だったのが印象的でしたし、この人と仕事続けたいなと思わされる人でした。
僕の上司だった人なんですけどね。
常にあまり良い状態とはいえない部署に課長として人事異動されていて、1年くらいで立て直してしまっている人でした。
一体どういう魔法を使っているのかと思わされる人でしたが、とにかくよく話を聞いてくれる人でしたし、こちらの否定は絶対にしない人でした。酒癖と女癖は悪かったですが。
その上で、理想に対して今どういう状況で、どんな提案を組み立てるべきなのか、よく相談させてもらってましたし、僕の営業人生の中で一番うまく回っていた時期だったなと思います。
間違いなく、育ててもらった感覚がありました。
その時間はわずか1年未満で、めちゃくちゃ残念だったのですが、その期間のおかげで、その後転職するまでの成績も、転職してからも何とかやってこれた自分がいるなと思わせてくれています。
本人を前に、こんなこと絶対に言わないですが笑
間違いなく、前職におけるNO1の上司でした。
どっちと働きたいですか
「そういう上司になりましょう」と言いたいわけではないのです。
ある上司はめちゃくちゃ怒りまくって周りにも悪影響を与えていることに気づかない。
一方で、何が一番良いのかを常にフィードバックしてくれる上司。
どっちと働きたいですか?と聞かれたら、おそらく100人いたら99人は後者だと思うのです。
実際、僕のパフォーマンスが高まって営業成績がよくもなったのです。
もちろん、それを今ここで証明する術はないですが、まあ本当だと思ってください。
きっと、後者の上司と答えるでしょう。
内なるBIGBOSSのあり方
ところが、自分の内面の対話となると、「前者」を心に宿していることはないでしょうか。
僕はそうでした。
冒頭でお話ししたBIGBOSSは、おそらくは後者の上司を宿しているのでしょう。
失敗をしては自分を責める。お前はなんてダメなんだ。そんなんだからモテないんだ。もっとちゃんとやれよ。そんなこともできないのか。
よく心を病まなかったなと思いますが、自分を責めて厳しくすることが自分を強くするのだと本気で思ってました。
ですが、実際にコミュニケーションを取るとなると、後者の人と仕事するなんてかなりキツい。
思考と行動をむしろ押さえつけるかのようなコミュニケーションを自分自身が誰よりも自分のBOSSであるはずなのに取ってしまう。
こんな矛盾はありません。
もしこれを読んでくれているあなたが、自分自身を責めまくるマネジメントスタイルなのだとしたら、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
その人が目の前にいたら、一緒に仕事したいですか?
違うと思うなら、どんなコミュニケーションをとりますか?
あなたの内側をぜひ大切にしてください。
編集後記
内なるBIGBOSSとのコミュニケーションは、そのままパフォーマンスに直結しますね。
これは体験的に間違いないと感じます。
どうにもコミュニケーションの取り方がわからない、という方にはぜひトラストコーチングスクールを覗いてみてほしいです。
答えはないです。
でも、そこには必ず視点があります。
視点が変われば、問いが変わります。問いが変われば、出す答えが変わります。
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